書籍・雑誌

2018年8月14日 (火)

『奇界紀行』

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『奇界紀行』 佐藤健寿 著 角川書店2015☆☆☆☆京
 写真集『奇界遺産』の著者が文章と白黒写真で奇界を旅した旅行記です。ただの観光旅行やちょっとした冒険旅行ではなく、「奇回」に的を絞りそこから全くぶれないのがすごいと思います。
 私はそんなに「奇回」に興味ありませんが、それでも台湾の麻豆天台府とか行ってみたくなりました。パプアニューギニアの紀行は、かなり冒険に近い感じがしました。
 カラー写真で見てみたいと思いますが、ネット検索すれば見ることが出来るのかもしれません。
 せっかく休みなのに雨ばかりで、本を読むことしかできません…。

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『百年泥』『消滅遺産』『暗闇のアリア』

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『百年泥』 石井游佳 著 新潮社2018☆☆仁
 芥川賞受賞作ということですが、私にはよくわかりませんでした。インドチェンナイの洪水の泥の中から、百年前の記憶まで混ざって出てくるなんて…。
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『消滅遺産』 ナショナルジオグラフィック編2018☆☆☆倶 もうすでにうしなわれてしまった世界的な建造物の、かつての写真と現在の状態を紹介しています。公園になっていたり、きちんと再建されていたり、コンクリートで再建されていたり。それにしてもISなどによる近年の破壊が多いことを再認識しました。ホテルロシアが懐かしかったです。
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『暗闇のアリア』 新保裕一 著 角川書店2017☆☆☆☆仁
 面白かったです。ただ、少しリアリティに欠けて、そんなにはならないだろうと思う場面も多かったです。自殺が実は他殺だったのではという話ですが、謎を解明していくにしたがってどんどんスケールが大きくなり、メモでもしておかないと誰が誰だか、主人公が誰だったかもわからなくなってしまいそうでした。でも、一気に読めたので面白かったです。
 

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2018年8月10日 (金)

『ルポ中国「潜入バイト」日記』

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『中国「潜入バイト」日記』 西谷格 著 小学館2018☆☆倶
 上海のすし屋、反日ドラマの日本兵役、ホストなど、中国であるいは中国語を使って様々な潜入バイトを実際に行ったルポルタージュ。これは面白そうと思い、最初の寿司屋はなるほどと思って読めましたが、以後全て何か中途半端な印象を受けました。後半読むの辛くなってきました。

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2018年8月 6日 (月)

『行商人に憧れてロバとモロッコを1000km歩いた男の冒険』

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『行商人に憧れてロバとモロッコを1000km歩いた男の冒険』 春間豪太郎 著 KKベストセラーズ2018☆☆☆☆☆倶
 めちゃくちゃ面白かったです。最初は傲慢な若者の旅行記かと思いましたが、ラクダがロバに変わることに象徴される柔軟性と計画性を持っています。
 モロッコの砂漠にまず入り(その数年前にエジプトでラクダ飼いに弟子入りしています)、村に住んでロバを購入、荷台を自作。さらに、行きがかりの中でネコ、鶏2羽、犬、鳩を荷馬車に連れ一緒に旅するのは現代のブレーメンの音楽隊?いや、桃太郎でしょうか。モロッコを北上していきます。シェシャウエンやティトゥアンは新婚旅行で私達が行った所でもあり、懐かしさもありました。
 野宿が基本の旅、田舎より都会の方が危険なのが伝わってきます。そういう危険を回避するという意味でも、現代の「冒険」なのかもしれません。
 久々に心から面白いと思える本でした。

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2018年8月 4日 (土)

『長く高い壁』

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『長く高い壁』 浅田次郎 著 角川書店2018仁☆☆☆
 日中戦争当時に万里の長城で発生した日本軍10名死亡の事件を解き明かすミステリー?小説です。
 面白かったのですが、終始リアリティにどこか欠けるというか、戦場に佐官待遇の「探偵作家」という設定がどうしても私にはしっくりきませんでした。
 でも、最後の方はなるほどと、さすがです。

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2018年7月27日 (金)

『おかげさまで注文の多い笹餅屋です』

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『おかげさまで、注文の多い笹餅屋です』 桑田ミサオ 著 小学館2018☆☆☆☆

 こんなすごい90歳のおばあさんが青森県津軽にいるのです。27kgの米袋が担げなくなったら笹餅屋を止めると言って今も現役。本格的に笹餅作りを始めたのが60歳、起業したのが75歳、以後も楽しく工夫し続ける人生、素晴らしいです。

 震災後に無料で笹餅を被災地に送ったあとの、生徒たちからのお礼の手紙に一番心が動きました。

 とにかく、元気になる本です。

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2018年4月 7日 (土)

『幽霊ランナー』

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『幽霊ランナー』 岡田潤 著 金の星社2017☆☆☆☆京
 3年連続スタートすら出来なかった小学生のマラソンランナー。その少年を復活させたコーチとは?
 幽霊ものはずるいです。泣いてしまいました。

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『北の空と雲と』

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『北の空と雲と』 椎名誠 著 PHP2017☆☆☆京
 最近、スキーオリの大会などで東北地方に行くことが増えました。そうでもなければ手にする事のない本だと思います。椎名誠が東北地方をあちこち旅するエッセイです。煮干しラーメンを食べ回ったりもします。この本を読んで、弘前で煮干しラーメンを注文しました。

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2018年3月25日 (日)

『小水力発電が地域を救う』

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『小水力発電が地域を救う』 中島 大 著 東洋経済新報社2018☆☆☆☆京

 2011年以来、原子力に頼らないエネルギーが必要とされていますが、この著者は小水力発電のコンサルタントとして、全国各地の事業を後押ししている方です。

 とにかく、実例が沢山出てきます。そしていずれも、夢があり、収益ももたらしています。

 事例の一つの熊本県旧清和村の村長兼瀬哲治さんの言葉。「道路はいくら作ったところで収入は入ってこない。道路を作るお金で水力発電所を作れば毎年お金が入って来る。そのお金を村の発展のために使える。」なるほど。

 また、岐阜県白鳥町石徹白地区は、小水力発電が起爆剤となって、Iターンで村の若者人口がどんどん増えているそうです。

 この動きが全国にどんどん広がると良いと、心から思いました。

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2018年3月 5日 (月)

『肉弾』

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『肉弾』 川﨑秋子 著 KADOKAWA2017☆☆☆☆仁
 舞台は裏摩周の原生林の奥。父と二人で熊狩り来た若者が熊に襲われ、かつて人間に飼われて捨てられた犬たちとシンパシーを起こし、結果的に熊と戦うという話です。設定はちょっと無茶があり漫画的なのですが、手に汗握り、一気に読んでしまいました。
 昨年のブルべ北見300の時に私自身が訪れたばかりの場所ですし、弟子屈に住んでいた頃には摩周岳まで何度も一人で登っていたので、あり得ないと思いながらも何故か共感をもって読みました。面白かったです。

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