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2018年9月10日 (月)

『絶望キャラメル』『未承認国家に行ってきた』

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『絶望キャラメル』 島田雅彦 著 河出書房2018☆☆☆京
 あの島田雅彦が、漫画の様な小説を書いていました。舞台は過疎化の進む地方都市。バブル期のテーマパークがすぐに破綻し、ソーラーパネル発電と廃棄物処理場に占領されようとしている。そんな街を救うかもしれない4人のそれぞれ個性を持った高校生と彼らを発掘した曹洞宗の若い住職。こんなにうまく話が進むはずがないと思いながら、エンターテイメントとしては面白く読めました。
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『未承認国家に行ってきた』 嵐よういち 著 彩図社2017☆☆☆倶
 タイトル通り、「行ってきた」だけでした。クリミア共和国、沿ドニエストル・モルドバ共和国、(チェルノブイリ)、アブハジア共和国、コソボ共和国、北キプロス・トルコ共和国の6か所を多分一度に回った時の記録です。こんな所があったのかとか、基本的な対立構造とか、私自身知っているつもりで知らなかったことも多かったのでそういう意味ではためになりました。
 しかし、一つ一つの場所については、何というか薄っぺらい感じがしました。「ロシア語わからなかったから冷遇された」とか、「足が痛かったのであまり見ることができなかった」というような記述(いいわけ)が多くて少し残念でした。それでも果敢にいきなり(失礼にも思えました)「ロシアについてどう思うか」などかなりデリケートな政治的質問をしまくっている点は評価すべきなのかもしれません…。

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