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2016年2月27日 (土)

『砂漠と鼠とあんかけ蕎麦』

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『砂漠と鼠とあんかけ蕎麦』 五味太郎・山折哲夫 対談 アスペクト2011☆☆☆☆

 五味太郎さんといえば絵本『みんなうんち』をすぐに連想してしまうのですが、この対談はなかなか面白かったです。冒頭に、司馬遼太郎の「神道とはどういう宗教なんですか」という問に宗教学者の山折先生が「あれは宗教ではありませんから」と答えるところから始まります。

 話題は宗教を中心にあちこち飛ぶのですが、なるほどと思うことが多く、新しい視点をもてました。一神教と多神教、多神教の中でも、日本のは「目に見えない多神教」だとか。「殺すな」から「命を大切に」への堕落だとか。海を見ることによって思想が深化をした親鸞、最澄、空海らと海を見ていないブッダとの比較だとか。道元とデカルトは実は同じかもしれないとか。ヨーロッパの歴史はギリシャで一度中断されて(キリスト教により)、そのギリシャは理性的でエロティックで生命を賛歌しているとか。

 一番感動したのは、トルストイの「戦争と平和」は無常観のスラブ的表現で「平家物語」に匹敵するという記述でした。

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