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2014年12月30日 (火)

『ビルマ』 『ビルマの竪琴』

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『ビルマ「発展」のなかの人びと』 田辺寿夫 著 岩波文庫1996 ☆☆

 ビルマとミヤンマーの表記のあり方やミャンマーの基本的な事が分かりやすく書かれています。民主化闘争と日本の難民認定のかかわりについても書かれてなるほどと思いました。もう20年近く前の本ですが、今に繫がる状況はよくわかります。ただ、さすがに少し古くなってしまいました。

 『ビルマの竪琴』 竹山道雄 講談社1996(初本は1948) ☆☆☆☆☆

 やはり名作は名作なのですね。知っている様できちんとは読んでいなかったビルマの竪琴を児童文学書しかありませんでしたが読みました。感動しました。泣きました。三部構成もしっかりしていて面白いです。竹山道雄は終戦直後の1947年にこの内容を雑誌に連載しています。当時、終戦直後で日本全体が価値観を喪失していた状況で、これほど明確な価値観で作品を発表したのは特筆に値するのではないでしょうか。

 戦争への批判や反省の内容を含んでいるのはもちろんですが、文明と効率化に突き進んでいる現代の日本に対する批判にもなっているとも思いました。そういう意味で、今、読んでも全く古くありません。

 水島が青いインコを肩に乗せているのも、自分が青緑のインコを飼っていることと重なり感動に輪をかけました。

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