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2014年11月17日 (月)

『世界遺産にされて富士山は泣いている』

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『世界遺産にされて富士山は泣いている』 野口健 著 PHP新書2014☆☆☆☆

 大変共感を持って読みました。野口さんが清掃登山をしていたのは以前に読んだ本で知っていました。彼の場合は、世界遺産になる事が清掃の目的ではなかったので(そう短絡的に捉えてしまっている人は多いようですが)、本当に今回は世界遺産に選ばれてしまったために、「どうして選ばれなかったんだろう」と反省する機会を日本が失ってしまったことに危機感を感じこの本を書いたようです。

 富士山の問題点や経緯が大変わかりやすく書かれています。トイレの問題や山梨と静岡の温度差。世界遺産が2016年までに対策を立てる条件付きで認められたのに、そのことをマスコミも報道せず、誰も音頭を取らない状況であること。などなど。

 世界遺産そのものについても、結果的に大変良い解釈書になっている気がします。

 他の世界遺産についても、小笠原の事、熊野古道の事、世界遺産を取り消されたドレスデンのことや危ういリバプールの事などが、富士山との比較で大変よくその特徴や優位点、さらには問題点もわかります。

 富士山の5合目まで自動車のスバルラインの替わりに登山電車を走らせるという具体的で素晴らしい提案も出ています。富士山に関わるすべての人が読むべき本かもしれません。

 再来週は富士山マラソンですが、そんなことも考えながらの参加になりそうです。

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