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2014年6月16日 (月)

熊と出会った雨ブルベ、雄武400



 留萌時代の知人の結婚式が旭川であり、参加者とともに密度の濃い懐かしい時間を過ごすことができました。

 結婚式が終わるや、礼服のまま、出発地点へ。国道12号線を走ると、スタート直後の参加者の方々にすれ違います。雨もけっこう降り出し、合羽を取りだしている人もいます。早くもパンク処理をしている人もいます。

 スタート地点に着いたのは16:15頃。こうたんさんにまだ16:30分まではスタート間に合うと言われ、雨の中急いで礼服からレーパン等に着替えギリギリでスタート認定。しかし、トイレに行ったり合羽を着たり、空気を入れたりするのにもう一度車のところに行き、実際にスタートしたのは16:45頃でした。

 最初から雨。でもそんなに冷たくありません。深川の入り口で逆走する参加者の方。「いきなりパンクで心がめげてしまいました」とのこと。この天気だし、それはそうだと思います。

 すぐに参加者に追いつくだろうと思いましたが、なかなかどなたも見えてきません。深川から多度志へ抜け、コンビニに一人参加者がいました。さらに北上。風は追い風ですが、スピードは30kmちょっとしか出ていません。気分の高揚したスタート直後の集団走行なら40km近く出るのでは、などど思いながら、PC1の幌加内道の駅手前でやっと2,3人参加者に追いつき追い越しました。

 ルオントには何人かの参加者がおり、スタッフのKさんがくださったバナナを復路の事も考えずにあまっているのだろうと3本も頂いてしまいました。

 さらに北上します。風は追い風。皆さん速いのか、私が遅いのかなかなか追いつきません。日がくれて朱鞠内湖。そういえばここは、かつて滝川300でHOさんと2人で走り、北海道1200の時はトップ集団から抜けて1人で回しまくっていたところだななどと言うことを思い起こしながら走っていました。母子里の手前でやっと2人追い越し、さらに美深峠の登り口でyyyさんMさんを先頭とする10人ほどの集団を追い越しました。

 美深に着いたのが22時過ぎ。ここに旭川田中さんら、参加者のかたが結構いました。先頭のT君や魔人さんもいたとのことですが、T君は今年は雨だしゆっくり走っているようです。

 美深から雄武へは、若いIさん(この時初めてお会いしました)と一緒に走り、真っ暗な中、きつい登りなのか緩い登りなのかもよく分からないまま、かなり良いペースで進みました。途中で一人だけ参加者を抜かしましたが、トップの2人はまだ先でした。

 オホーツクに出てからも結構距離とアップダウンがあり、深夜1:05頃にPC3日の出岬キャンプ場のバンガローに到着しました。210kmを8時間弱で走りました。T君と魔人さんもいて、20分くらい前に到着したとのことです。

 スタッフの皆さんが暖かいみそ汁と雄武巻き?なる蒲鉾をパンで巻いて揚げたものでもてなして下さいました。おいしくて3杯も頂きました。そして、バンガローに入り、寝ました。

 バンガローは寒くなかったのですが、衣服が濡れていて寒くてよく眠れませんでした。夢の中でyyyさんが「ちょっとおじゃましますよ」という声を聞いたり、魔人さんたちが出発していくのを聞いた気がします。4時過ぎに起きましたが、トイレに行ってもう一度寝ようと思い、少しまどろみましたが、結局あまり眠れずに5時10分に2日目スタート。スタート時点でバンガローに残っていたのは到着したばかりの方一人だけでした。

 復路は雨は無く曇り空。私は思いきって短パンと長袖のシャツだけにしてペースアップをはかります。集団はばらけているので、どんどん参加者を追い抜きます(というか、路肩で休んでいたり寝ていたりする方が多かったです)。最初の道道49号線の最初の峠で旭川田中さんにお会いしました。サングラスを無くして一度宿に戻ったけれど無く、別の参加者が道路に落ちていたのを見つけてくださったとのことでした。

 一つ目の峠を39-25で80回転を下回ることなく、少し緩いところでは39-21で登り、下って下川に行く道道との分岐を美深の方へ曲がって2つ目の峠を登ります。美深峠は標高400mほどあるのですが、標高300mくらいまで登ったあたりのカーブを曲がった先に、3つの黒い動物が向こう向きに道路を歩いていました。

 真ん中に母熊、その両脇に子熊。私との距離は100mくらいでしょか。母熊は小さめで体長2mくらい、子熊は60cmくらいに見えました。熊も私に気づきこちらを見てじっとしています。その間5秒だったのしょうか10秒だったのでしょうか。写真を撮ろうかとも思いましたが、目をそらした瞬間に襲われたらどうしましょう。なにせ、向こうは子連れです。

 自転車のベルを鳴らしながら、大声で「ウォー」とか叫んだら、熊たちは前の方に振り返り、左の山の上の藪の中に入っていきました。

 さて、ここを通ってよいものか、一端逆に降りた方がよいのか、一瞬迷いましたが、向こうは逃げたのだし、少し間をおいて大声を出しながら走りました。登りなのに30km以上のスピードで熊の入った横の道路を駆け上がりました。朝7時半頃のことです。

 次のカーブを曲がり、もう熊は追って来ないだろうというところで、スタッフに連絡しようと携帯を取り出したら、圏外でした。頂上まで登り、降りて仁宇布のトロッコ王国のところまで行くと携帯が通じたので、スタッフに連絡しておきました。

 美深に着いたのは午前8頃。軽く朝食をとり、美深峠へ。このあたりから登りで足が回らなくなるというか、眠気が少し襲ってきました。美深峠の登りでは、別の水色のバイクに乗った若者に引いてもらい、最後はちぎれてしまいました。

 幌加内までが遠く感じ、時折居眠り運転も始まりました。PC4ではベンチに少し横になり短時間ですが眠りました。

 幌加内の市街地で新しく出来たらしいラーメン屋に入りました。こってり塩、チャーシューが何枚も入っていて期待以上でした。ただ、ブルベ途中の体にはもう少し塩分が濃くてもよかったかな。

 あと60kmと思っていたらまたまた激しい雨。集中豪雨に近い感じです。上だけ合羽を着ました。眠気は去らないし、他の参加者もおらずに蛇行運転をしています。まずいまずい。多度志のセイコマであたりめを買い、眠気防止に。

 と思ってスタートしたら、後ろから旭川田中さんに追いつかれました。「どうしてこんなところを今頃走っているの?ずっと先に行っていると思ってた」と言われました。田中さんのおかげて、眠気が去り、最後は少し復活して走ることが出来ました。と思ったらゴール直前でまたもや激しい雨。最後の最後まで雨にたたられたブルベとなりました。

 ゴールは15時前。記録上の時間は22時間51分でした。(実際にはそれより45分短い時間です)。avgは26.1km/h。いやー、400kmって長いですね。本当に疲れました。ブルベの練習はブルベでしか出来ないということを実感しました。

 スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。

 江部乙温泉に入り(旭川田中さんもいました)、温泉の座敷で1時間近く仮眠をとってから帰りました。

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コメント

初めまして、熊と出会った直後に出会った黄色い雨具のおっさんです。 やはりkiyatchiさん速いんですね! 私ももうちょっと速くなりたいな。(余裕を持ちたいだけ) GOALは24時間31分です。

投稿: pen | 2014年6月18日 (水) 18時05分

penさんへ→
 お疲れさまでした。コメントありがとうございます。考えてみると、ちょうどpenさんが通った頃に、熊たちは道路に出てきたのでは…見られていたかもしれませんね。
 ブログも少し拝見しました。今後もよろしくお願いします。

投稿: kiyatchi | 2014年6月19日 (木) 07時40分

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