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2013年12月 1日 (日)

『80時間世界一周』

9784594065584

『80時間世界一周 格安航空乗りまくり悶絶ルポ』 近兼拓史 著 扶桑社新書2012年 ☆☆☆
 LLCや格安航空券で乗り継いで、80時間、10万円で世界一周は出来るのかというちょっと常識はずれた挑戦のルポです。
 茨城→(春秋航空)→上海→(アエロフロート)→モスクワ→(アエロフロート)→デュッセルドルフ→(エアベルリン)→チューリヒ→(エアベルリン・アメリカン航空共同運行)→ニューヨーク→(デルタ航空)→ロンサンゼルス→(デルタ航空)→羽田 という経路。
 結果は、87時間で航空券は13万円台(これに燃料チャージ等が加わる)で成功しています。しかも、単に飛行機を乗り継ぐだけではなく、短い乗り継ぎ時間をタクシーで市内観光、土産物調達までしています。上海では東方明珠塔や豫園の小龍頭、モスクワではルジニキスタジアム、ドイツではネアンデルタール人博物館、チューリヒでは鉄道博物館、ニューヨークではタイムズスクエアとアップル本店などに立ち寄っています。
 異常な乗り継ぎのため、モスクワでは宿泊地無しでのビザ発給に手間取り、夜中のチューリヒ駅ではパトカーに尋問され、NYでは乗り継ぎの不自然さからテロリストあるいは密売人の疑いをかけられるなど、当局とのせめぎ合いも80時間のうちに何度も起こります。
 そして、時間との勝負で最も危なかったのは、NYの渋滞でフライト45分前という絶望的な時刻に空港到着したにも関わらず、自動発券機が壊れているという訳の分からぬクレームを付けることで何とかギリギリ間に合った時でしょう。
 私自身も、世界一周ではないけれど、よく空港にギリギリの時刻に着いて焦って行動することが多く、似ているなと思いました。良く言えば時間を無駄にしない、悪く言えば他人の迷惑を顧みず自分の最も有効な時間と方法で行動するという点です。でも、こんなハラハラ感は、やはり味わいたくないです。
 1200kmのブルベの制限時間が90時間なので、87時間というと、ちょうど1200kmブルベと同じ時間ということになります。3日半。どちらが過酷なのだろうかという意味のない質問を考えてしまいました…。

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