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2013年10月28日 (月)

『新渡戸稲造ものがたり』

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『新渡戸稲造ものがたり』 柴崎由紀 著 銀の鈴社 2013年
 新渡戸稲造の伝記です。前の5000円札です。大まかには知っていたつもりですが、なかなか感動的な人生でした。
 大雑把に経歴を追ってみると、
東京外国語学校(東大教養部の前身)で学ぶ
札幌農学校で学ぶ。内村鑑三やクラーク精神と出会い、洗礼を受ける
東京大学入学。
アメリカ留学。ジョンズ・ホプキンズ大学でウッドロー・ウィルソンと出会う
        クエーカー教徒になる。メアリー(後の妻)と出会う
ドイツ留学 メアリーと結婚
札幌農学校教授、遠友夜学校設立し校長に
病気になる…鎌倉などで療養中に『武士道』を英語で執筆、アメリカで出版
 この本が世界に日本精神の素晴らしさを広めた功績は計り知れない。
女子英学塾(現津田塾大)理事
台湾の役人になり砂糖産業を興す(後藤新平との出会い)
京都帝国大学教授
第一高等学校(現東大教養部)の校長
東京帝国大学教授、拓殖大学監、東京女子大学長
国際連盟事務次長
 国連職員で人気投票をしたら、1位が「イナゾウ・ニトベ」だった
 フィンランドとスウェーデンの領土紛争を「新渡戸裁定」で解決
 ユネスコの前身設立
 と、経歴だけみても凄いのですが、そのどこでも、飾らず、偉ぶらず最善を尽くしていた様です。たとえば、第一高校の校長時代も、校長自ら講義を行い(それがめちゃくちゃ面白かった)、学生の話を聞きにどんどん入っていき、とにかく型破りな校長だったそうです。
 同じ時期に命を落とした大杉栄とは、全く方向性が違いますが、どちらも有島武郎が友人(新渡戸にとっては教え子)だというのは、興味深かったです。
 国際連盟の設立を提唱したウィルソンと学生時代に知り合いで、新渡戸が事務次長になったことは何か因縁を感じました。
 総じて、政治家というよりも教育者の面が強い人だったのだと再認識しました。 

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