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2012年7月31日 (火)

Rocky Mountain1200を振り返って1(カナダ8)

 4年に一度のロッキーの大会。私自身も4年前に参加された日本人のレポートを読んで大変参考になりましたので、私も記憶の新しいうちにまとめておこうと思います。ほとんどの方にとってはどうでもよいことや理解できない事ばかりだと思いますので読み飛ばして下さい。

<前日>

 受付前の車検はけっこう入念に行われていました。特にステムやハンドルにはかなり力をかけていました。私はリアのブレーキシューが少しリムに対して斜めになっている点を指摘され、自分で再調整してから再度検査しパスしました。

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 ドロップバッグは3ヶ所まで受け付けてくれます。これは大変便利。私はジャスパー(445km)、ゴールデン(763km)、アームストロング(1037km)の3ヶ所にしました。ジャスパーには主に冬用装備、ゴールデンには2回目の夏用装備、アームストロングは補給食ぐらいで主に回収用です。指定されたタグを付け、指定された場所に置くとスタッフがバンで運んでくれます。

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 雨予報で、ジャスパーまでの手足の雨対策が若干不安がありましたが、その時点では砂漠の様な気候に惑わされてしまいました。ここが後に苦しむ原因になります。

<1日目~カムループス→ジャスパー>(445km)

 90時間のスタートは22日の22時。その時私はホテルでまどろんでいました。雨でした。しかし、日本時間では14時。ワインを飲み頑張りましたが、2時間ぐらいしか眠れませんでした。

 23日朝4時スタート。雨が降っているので、始めから上はカッパを着ました。下は長袖のタイツをレーパンの上から着るだけにしました。

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 84時間組のスタートは32名。4時少し前にスタートし出します。私も遅れずにスタートし、先頭集団に付きます。1kmも行かずに雨でお尻がべちょべちょになります。インターチェンジを経て5号線に出たあたりで先頭集団4名から遅れます。40km/hくらいで飛ばしていく先頭集団にはとても付いていけません。その後、昨年のコースレコード達成者Bonnerさんと少しからみましたが、ここぞという時のスピードがすごい。ただ、今年は前半調子悪かった様です。

 1時間ほどして空が白んでくるころ、10名前後の第2集団が形成され、PC1までその中で走ります。第2集団と言っても相当速く、ほぼ平地に近い緩やかな登り基調の5号線を平均32.2km/hでPC1クリアウォーター(124km)に付きました(7時54分着)。124km一切止まらないと言うのはけっこうきつい。しかし、既に道路脇にはお店一つない北海道の道北の様な景色が続きます。

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 PCでは2本のボトルにしっかり給水をしておかないと、次は110km補給できません。様々なパンに野菜スープ、バナナや各種飲み物などPCは充実しています。

 PC1後しばらくまた第2集団と一緒にいましたが、2時間しか寝ていない事に加えて午前8時過ぎということは日本時間で午前0時過ぎ、気持ちとは別に体が重く眠たくなり、得意な筈の登りで遅れそのまま離れていきます。さらに雨でサイコンが表示しなくなりました。困りました。また、たったこんな距離で、お尻がヒリヒリ痛み出しました。

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 30分くらい雨が止んで写真を撮れる時間帯がありました。この時点では天候は回復する様な気もしたのですが、その後また降りだし、それは翌日の夕方までずっと続くことになります。

 一人旅のとろとろ走りですが、前にも後ろにも選手がいません。車も多くなく単調な自然が続きます。

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 PC2のブルーリバー(231km)12時43分、PC3のバーモント(321km)17時22分と記録されていますが、あまり記憶がありません。とにかく長くて寒くて、暖かいPCが待ち遠しかった。PCに着いたらまず洗面所のお湯で手を暖めることから始め、温かい食事をゆっくり食べて復活させました。どこでカッパを着たのかも覚えていません。

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 バーモントからは本格的な登りを含む125km区間。登りの部分は調子が少し上がり、選手を何人か抜きましたが、その後、日の落ちた平地では寒さで眠くなりまたペースが落ちてしまいます。本当ならばカナダロッキー最高峰のロブソン山が見える筈ですが、裾野さえ判りません。特に日が落ちてからは自分のライトの回り以外何も見えません。

 手足の冷たさとお尻の痛さは強烈なものです。あの時は「こんな事もうやりたくない。どうしてこんな事しているのだろう。二度と参加しないぞ」と考えていたことは記憶しています。標高が高くなるに連れて雨は冷たくなり、手の感覚がなくシフトチェンジが指で出来ずグーで握って何とか変速するような状態になっていました。

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 PC4ジャスパー(445km)23日0時16分着。20時間少しで445km。第2集団は22時前に着いていました。自分の元々の予定と比べても2時間ほどの遅れ。これが2日目にけっこう悪影響を及ぼします。

 食事、シャワー、仮眠を取りました。ここでリタイアする人が相当いました。選手は皆毛布をかぶり呆然としています。90時間の日本人選手イナイナさん、フィリップさん、GOTOさんともお話できました。隣の建物に仮眠所があり、受け付け時にスタッフが起こす時間を正確に記録します。私は午前6時でお願いしましたが、その時点で2時半、3時間半しか眠ることができませんでした。

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