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2012年2月 6日 (月)

『原発の闇を暴く』など

 この3、4日で3冊原発関連の本を読みました。

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 『原発の闇を暴く』広瀬隆・明石昇二郎 集英社新書

広瀬さんが「原発マフィア」と呼ぶ、お金の為に原発は安全だ!を連呼した人々を実名であげまくっています。長崎大や広島大の教授が被爆しても大丈夫と言い続けているのには、怒りを通り越して、あきれてしまいます。今の日本は原発が無くても十分にやっていけるだけの電力があるし、不足してもガスタービン発電でまかなえることもよく分かります。

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 『世界が見た福島原発災害』大沼安史 緑風出版

著者は元北海道新聞記者で今はフリージャーナリスト。仙台に住んでいて震災に遭遇し、情報が分からなかったからネットで海外メディアをチェックしまくってブログにアップしたものをまとめたもの。2011年の6月にもうこの本は出ていたのです。日本政府や東電、気象庁などがいかに情報を隠したかが改めて良く分かります。一番びっくりしたのは、「フクシマ」全体でレベル7なのではなく、1号機レベル7、2号機レベル7、3号機レベル7、4号機レベル3だということ。筆者はまた、アメリカやフランスの原子力産業の姑息な動きにも注意を払っています。

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 『ルポ下北核半島 原発と基地と人々』鎌田慧・斉藤光政 岩波書店

鎌田さんも斉藤さんも東北人。いやー、この本を読むまで、青森が沖縄以上に大変な場所だと言うことを知りませんでした。寺山修司は下北半島を「まさかり」の様だと表現しました。そこに六ヶ所の核燃料サイクル基地(その中に大変危険な数種類の施設)だけでなく、東通原発(1基しか完成していないが8基分の土地→将来最終処分場?)、大間原発、むつ市の使用済み核燃料中間貯蔵施設と4つの巨大施設が点在しているのです。さらに、米軍の隠された極東の最重要基地三沢があります。むつ市の空自巨大レーダーと津軽半島の旧東力村にある米軍Xバンドレーダーとが結びつき、世界最新鋭の一ヶ所しかないミサイル防衛拠点にもなっているそうです。三沢からはイラクやアフガンにもF15が間接的に行っているし、冷戦時代には核爆弾発射訓練が頻繁に行われていたそうです。かつて私は小川原湖畔でキャンプし、「米軍基地があるから向こうに真っ直ぐいけないな。米軍にとっては辺鄙な基地なんだろうな」くらいにしか認識していませんでした。行っても気付かないことってあるのです。この本には、大間原発建設にただ一人反対を貫き、土地を売らなかった熊谷あさ子さんと、その娘で母の亡き後原発から250mの「あさこはうす」に嫌がらせに耐えながら住み続ける小笠原厚子さんの事が出てきます。私もハガキを出すなどして支援していきたいと思います。

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